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長年 エンジンを掛けていないので タイミングベルトだけを 交換してほしい。との ご依頼です。
埼玉県深谷市よりキャリアカーで運ばれて来ました。
リトアップし タイミングベルトを交換する為に エンジンを下ろす作業に取り掛かりました。
タイミングベルトカバーを外し内部を点検。 ウォーターポンプ テンショナにガタがない事を確認。 エンジン・ヘッド廻りからのオイル漏れを確認。 お客様に報告し相談の結果 タイミングベルトのみ交換 エンジン・ヘッドオイル漏れは修理する事になりました。
タペットカバーを外し カムシャフトを外して カムシャフトホルダーのOリングを交換作業を行おうとしたところ Oリング廻りをコーキング剤を塗ってオイル漏れを止めようとしている事を確認。このコーキング剤を剥がすのに一手間掛かりました。
タイミングベルト カムシール カムシャフトホルダー・Oリング カムエンドカバーガスケット カムカバーガスケットを用意し タイミングベルト交換 エンジン・ヘッド廻りオイル漏れ修理を行いました。
クラッチプレート プレッシャープレートを点検しようとしたところ サビで固着しなかなか外れませんでした。レリーズベアリング関連 プレッシャープレートは点検した結果 問題は有りませんでした。クラッチプレートは板の減りと劣化が見受けられます。
プレッシャープレートとクラッチプレートのセットで部品が供給されているので高価な価格になります。ちなみに30万円オーバーです。
【修理作業明細】
タイミングベルト他交換一式
アンダーカバー・リアインナーフェンダー脱着
エンジンフード脱着
エアクリーナー&エキゾーストパイプ脱着
エキゾーストパイプ・ネジ劣化固着修理
室内カバー& ECU脱着
エンジン本体&トランスミッション本体脱着
ドライブベルト他脱着
左右バンク・タペットカバー脱着
各シール劣化・固着有
タイミングベルト外交換
エンジンオイル交換
クラッチ&ブレーキフルード交換&エア抜き
冷却水(LLC)補充&エア抜き
バッテリー交換(部品持ち込み)
クラッチディスク脱着(クラッチサビ固着)
以上 技術料427500円
交換部品
タイミングベルト 132843 11700円
右カムカバーガスケット 150078 18100円
カムシール 134714 3050円×4
カムシャフトホルダー・Oリング 117275 680円×4
カムエンドカバーガスケット 150075 4560円×2
左カムカバーガスケット 150084 20400円
カムエンドカバーガスケット 15074 3830円
フェーズセンサーシール 149917 3750円
フェーズセンサーガスケット 150076 3340円
エンジンオイル MOTUL Hプライム 5w-40 1680円×10
オイルパン・ドレンパッキン 400円×2
冷却水(LLC) 1000円×8
ハイオクガソリン× 20リッター 177円×20
技術料合計427500円 部品代合116300円 消費税54380円
総合計額598180円
Ferrari 348 Spyder
1993年2月にフルオープンボディの「348スパイダー」が追加発売されました。オープンボディーになった以外の外観上の識別点は 前期モデルと後期モデルとの違いと同じで 前後バンパー下部とサイドシル下部がボディ同色に変更されたことや リップスポイラーが装着されたこと 前後グリルにクロム素材のカヴァッリーノ・ランパンテ 跳ね馬エンブレム が装着されました。フロントグリルが淵付きの物になり縦のフィンが9本 348tb/tsは5本 になったことと エンジンフードの色が赤になり 348tb/tsは黒 形状も若干変更されました。内装はドアのデザインの違いとセンターコンソール、シートなどに違いがみられます。。1995年 後継のF355スパイダーの登場で生産を終了しました。
後期モデルのエンジンスペック(前期モデルより20馬力UP)
348GTB GTS スパイダー
エンジン:(F119H)DOHC 32バルブV8 3405 cc
ボア/ストローク:85mm x 75mm
圧縮比:10.8:1パワー:320 PS(235 kW; 316 hp)@ 7,200 rpm
最大トルク:238 lb / ft、324 Nm @ 5,000 rpm
トランスミッション
5速マニュアル
シャーシ
スチールプラットフォームとサブフレーム
サスペンション
オールラウンド独立
ブレーキ
4輪ディスクABS
車輌性能
最高速度:280 km / h以上加速度0〜100 km / h:5.4秒0〜161 km / h:12.0秒1/4マイル:13.6秒
フェラーリ348(Ferrari 348)の歴史
イタリアの自動車メーカーのフェラーリが1989年から1994年にかけて製造販売したリアミッドシップエンジン・後輪駆動の2シータースポーツカーです。
エンツォ・フェラーリの指示で開発されました。
エンツォの死後に生産販売された車輌になります。
348には メンテナンスのためのエンジンの取り外しをスピードアップするために 調整可能な車高サスペンションと取り外し可能なリアサブフレームが取り付けられました。また 348シリーズはエンジンの搭載方法が変更されており 308/328が横置きだったのに対し縦置きに変更されました。重量バランスの最適化が図られました。また トランスミッションは横置き式が採用されています。ブレーキシステムは前・後共にベンチレーテッドディスク式を採用しています。
348シリーズの最大の注目点は ボディ構造の変更です。フェラーリは長年 鋼管スペースフレームを基本骨格としていた348では一部に鋼管を残しつつもより一般的なモノコックフレームを採用しました。ただその影響か 20年近く前に出たランチア・ストラトスよりも剛性が低く 特にフロント部分のシャシ剛性が不足していたようで 特に初期モデルのオーナーからは「高速道路で車が真っ直ぐ走らない」といったクレームがありました。このため代理店レベルで ステアリングラックを重いものに交換したり リアとフロントにストラットタワーバーを追加するといった対応を行っていたケースも多いようです。
ストラダーレバリエーション
・フェラーリ348tb/ts
・348セリエ スペチアーレ
・348スパイダー
・348GTB/GTS
・348GTコンペティツィオーネ
競技者バリエーション
・348LM
・348チャレンジ
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