☝️必ず知りたいポルシェ車検整備・修理・メンテナンス情報が きっと見つかる。
この度はPORSCHE 911 Carrera 4S 群馬県高崎市M様 ご成約ありがとうござます。
車検整備で不具合箇所が何点か見つかりましたので 修理と部品を交換させて頂きました。
フロントブレーキパッド交換 ブレーキフルード交換 MOTUL モチュール・エンジンオイル Hテックプライム 5w-40交換 バックモニターカメラ交換(ポルシェ・リアエンジン車 ミッドシップエンジン搭載車 は 振動と熱で壊れやすいです。)
今回 ご成約いただいた ポルシェ911は 997モデル後期型になります。ポルシェ911の6代目モデルです。
ポルシェ997モデルは 2004年夏から発売されました。ポルシェ・996をベースに大幅が改良が施されたモデルになります。シャシなどは同一ですが 外観は大きく996から変更されたました。996型の部品から80%以上を刷新したとも言われていますが ボディの基本骨格や一部のボディパネル 内径φ96mm×行程82.8mmの3,596ccエンジンや5速ティプトロニックなどは踏襲されています。996型で不評だった涙滴型ヘッドライトが廃止され 丸型ヘッドライトが復活しました。スモールランプ ウインカーも空冷時代を彷彿とさせる別体型となり さらに後部コンビネーションランプと前後バンパー部分のデザインも変更されました。ドアミラー内装など多くのパーツを共通化してコストダウンに貢献しているようです。シャシの基本コンポーネンツは996を流用していますが 部分的に補強が施されシャシ自体は重くなりました。従来からのスポット溶接に加え 樹脂系接着剤による接合も導入されました。シャシの曲げ剛性は40%向上し 曲げ剛性も8%向上していますが 短距離の走行でも大幅にシャシ剛性が低下する事例もあり 996ベースであることの限界も指摘されたようです。サスペンションアームは996と共通ですがジョイント部分が変更されました。細かい振動をシャシ側に伝えないよう工夫され シャシ側への取り付け位置も変更されました。前後のメンバーはダイカスト製から加圧形成ダイカストに変更され サイズもワイド化されました。これによってトレッド幅が前21mm後34mm広げられています。ナックルの形状も変更されブレーキやベアリングの冷却に有利な中空の形状になりました。前部のラジエターを通過した空気は 車体下面への排出から前輪フェンダー内への排出に変更され ボディー下面は樹脂製のパネルで覆われています。これらの措置によって車体のCd値は996型の0.3から0.28に向上しています(カレラSは0.29)。ボンネットはアルミニウム化され6kg軽量化されました。その他にもリヤサブフレームで1kg減 スペアタイヤと車載ジャッキ廃止で10kg減 エンジン本体で2kg減 などの地道な軽量化がなされていま。カレラでは996型と比較してトータル25kg軽量化されました。カレラSには19インチホイル カレラには18インチホイルが装着されています。部品点数も大幅に減らされ合理化されました。例えば996型ではドア1枚のアッセンブリーパーツは15個でしたが 997型では5個となっています。
2008年6月にマイナーチェンジが行われました。NAモデルには新設計の直噴型エンジンが搭載され PDKと呼ばれる7速のデュアルクラッチトランスミッションが選択ができるようになりました(6速MT比で+75万円)。従来のティプトロニックSは廃止されました。新しい直噴DFIエンジンはクランクケースから完全に新設計され 996と997前期で使用されたM90/00系エンジンは登場からわずか11年で刷新されることになりました。直噴化によって12.5という高圧縮を達成し カレラは+20馬力の345馬力 カレラSは385馬力となりました。エンジンの部品点数も削減され 重量も6kg軽量化されました。シリンダーブロックもクローズドデッキ化され剛性が上がりました。オイルサンプユニットを10mm薄くし クランクシャフト軸を10mm下げたことにより エンジン上部の高さが20mm低くなり低重心化されました。新エンジンの冷却効率が高い(ウオーターポンプの20%容量増加による)ことよりフロントバンパー中央のラジエターが撤去されました。バンパー穴はそのままです。エキマニも20年ぶりに等長タイプに戻され 996型で2分割されていた触媒もエキマニ直後で1体化されました。吸気系では円筒形のエアフィルターを採用し フィルター面積を拡大しました。これによってエアフィルターの交換サイクルは6万kmから9万kmに伸びたより。また2009年施行のユーロ5排ガス規制をクリアし 10%のエタノール添加ガソリンにも対応したようです。オイルポンプはクランクシャフトからチェーンで駆動されるが電子的に吐出量を加減できるタイプとなりオイル消費量が減りました。メインのオイルポンプの他に ヘッドからオイルを吸いだすサクションポンプが4台設置されました。層状燃焼は燃費の点では有利ですが 煤が多く排気ガスがクリーンでないという問題があり 997型のエンジンでは層状燃焼をさせない設定になっているようです。気化熱で燃焼室の温度を下げ 積極的に出力を狙う設定が成されているようです。ポート噴射は併用されておらず 燃焼室の高圧インジェクターをマルチ噴射させることで対応している構造になるようです。スモールランプ ウインカーは2段のLEDのバータイプとなり テールランプもLEDとなりました。ホイールデザインも変更されました。ドアミラーも大型化されました。PDKモデルのシフトはシフトレバーを手前に引くとシフトダウン 奥に押すとシフトアップとされ 操作の違和感を指摘する声が多かったようです。ハンドルに配置されたボタンでもシフト操作ができたが ティプトロニックSのボタンをそのまま流用したために こちらも操作性が悪かったようです。PDKは水冷式でエンジン冷却水で冷却されました。MTモデルより30kg重いのですが従来のティプトロニックより10kg軽量になりました。変速スピードはティプトロの1.6倍のスピードで スポーツクロノパッケージを選択してスポーツモードにするとティプトロニックの2倍の変速スピードとなりました。オプションとしては 新たに開発されたPASM スポーツクロノパッケージなど豊富なバリエーションが設定されました。PASMは可変減衰ダンパーで走行中に電子制御でダンパーの減衰力が変更されるものでビルシュタイン社と共同開発されました。カレラに装着すると ニュルブルクリンクで6秒のタイム短縮の効果があったようです(カレラSには標準装着)。またPASMによってサーキットのタイムを短縮するのみならず 街中での乗り心地も大きく改善されたようです。以上の改良によって 996型と同一シャシながらカレラSがSUGOサーキットにて996型の911ターボより速いタイムで安定して周回するなど 大きな進歩を遂げました。特に前後方向のピッチングやリヤの安定性などに大きな改善が見られます。オプションで装着される機械式LSDは日本製(GKNドライブランテクノロジー製カーボン多板クラッチ式)を採用しています。
歴代ポルシェ
356 718ケイマン 718スパイダー 718ボクスター 911 911カブリオレ 911ターボ 912 914 918スパイダー 928 944 944カブリオレ 968 968カブリオレ 718ケイマン カイエン カイエンクーペ カレラGT ケイマン 718スパイダー タイカン 718ボクスター パナメーラ パナメーラスポーツツーリスモ ボクスター マカン ポルシェ車検整備修理板金塗装・販売買取 栃木県小山市より 群馬県全域をカバー致します。安中市 伊勢崎市 板倉町 上野村 邑楽町 大泉町 太田市 片品町 川場村 神流町 甘楽町 桐生市 草津町 渋川市 下仁田町 昭和村 榛東村 高崎市 高山村 館林市 玉村町 千代田町 嬬恋村 富岡市 中之条町 長野原町 南牧村 沼田市 東吾妻町 藤岡市 前橋市 みどり市 みなかみ町 明和町 吉岡町
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