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久々に ポルシェを乗り出したら走行中に油温計が上がり 次の日にポルシェの下を覗いたら オイルが激しく漏れていた…との ご依頼です。
キャリアカーで目的地の群馬県太田市に向かいました。
国道新4号線を東京埼玉方面に向かい 50号線を佐野方面に 約1時間30分で群馬県太田市に到着しました。
当社に持ち帰り エンジン廻りを洗浄し リフトアップしてオイル漏れ箇所を特定しました。
特にオイル漏れが激しいのは エンジン・左バンクのタペットカバー下側でした。タペットカバーは左右上下とチェーン・カバー左右もオイル漏れを確認しました。
リア・バンパー マフラー ヒートエクスチェンジャーを脱着しての作業になります。
タペットカバーを外す為にロックナットを緩めて外して行くと 左バンク下側の一ヶ所の ネジ山が崩れているのを確認しました。
ネジ山修正工具を使用して対応しました。
カバー類を外し オイル漏れ修理に必要な部品をピクアップし 準備しました。(4板目の写真)
エンジン・オイルエレメントを大小2個を交換。ファンベルトのヒビ割れを確認したので お客様と相談の上 ファンベルトを新しい部品に交換しました。
組み上がったエンジンを始動し オイル漏れが無いか ベルト鳴き緩みが無いかを確認。しばらくアイドリングをしていると油温計が上がり正常ならば電動ファンが回る温度に達しても回らない事を確認しました。
空冷エンジン 最後のモデルとなる993型911は キャビン周りを964型のシルエットを残しつつ フトモモとも呼ばれたフロントフェンダーの傾斜を低くしヘッドライトを後傾させ空気抵抗を減らし テールエンドもテールランプの位置を上方に移動したデザインにすることで外観の印象は一新されました。1989年にハーム・ラガーイのデザインで発表されたコンセプトカー、ポルシェ・パナメリカーナとデザインテーマ上の共通点が多く見られます。リアフェンダーは964型よりさらに拡幅され 964までのNAモデルは日本の5ナンバー枠に収まる車幅でしたが 従来のセミトレーリングアーム式サスペンションの欠点を改良するためにリアに採用されたマルチリンク式サスペンションを搭載するスペースを確保する事に成功し マフラー容量の増大と左右独立等長のエキゾーストを実現し 排気系の改善を図りました。エンジン本体は964型と同様で 内径φ100mm×行程76.4mmのままですが 出力は272馬力/6,100rpm、33.6kgm/5,000rpmに強化されました。給排気バルブの駆動機構に油圧式のラッシュアジャスターを採用 964型までのエンジンが定期的に必要としていたタペット調整(バルブとロッカーアーム間のクリアランス調整)を不要にしました。トランスミッションはMTモデルが964型の5速から6速へアップグレード。ATモデルは964型のトルクコンバーター式4速を継続使用しますが 1995年に登場した「ティプトロニックS」では、シフトレバーに加えてステアリング上のスイッチによる変速操作が可能になりました。ATは2輪駆動モデルでのみ選択することができました。
今回ご入庫した モデルはカレラ(1994年発売) - ベーシックな後輪駆動モデルです。全グレード中で最軽量モデルになります。フロントとリアのウィンカーはオレンジ。ブレーキキャリパー エンジンカバー上のバッジ シフトレバーのギヤポジション表示プレートはブラックになります。964型はベースモデルの正式名称が後輪駆動モデルはカレラ2、四輪駆動モデルはカレラ4でしたが993型から後輪駆動のベースモデルは数字が省かれたカレラが正式名称になりました。一般的には識別を容易にするためにカレラ2/カレラ4、またはC2/C4と呼び分けられることが多いですね。
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